風が強い大晦日です。
寒くて、とてもとてもベランダでの作業はできません。
午前中に正月用の買い物と墓参りを済ませ、午後から盆栽を部屋に持ち込んで軽い作業をしました。
昭和54年(1979年)に実生した山もみじです。
来年の春に31年目を迎えます。
昔はもっと曲があったんですが、太くなるとなくなってしまいますね。
曲の内側は外側より太るんです。
実生31年の根張りです。
迫力がでてきました。
針金を掛けるのは好きではないんですが、枝と枝が交差しているところはアルミ線で引っ張ったり、軽い曲付けをして置きました。
↓
ひっぱり
↓
針金掛け
整姿後 :樹高13cm
最初の写真の樹姿とほとんど代わり映えはしませんがね。
人工臭さをだしたくないんです。
皆さん、自分のポリシーは大事にしましょうね。
なんたって趣味なんですから・・(笑)
山モミジ | trackback(0) | comment(0) |
今年も残すところ後2日。
最近特に1年が早いように思います。
50歳を過ぎると特に早く感じますね。
それからトイレの回数が増え、その時間も長~く。
ヤレヤレ・・・
ま、そんなことどうでもいいんですがね。
'07年の秋、種を蒔いた実生2年のピラカンサです。
同じ時の実生なのに大分太さが違いますね。
一昨年の秋に入手した姫サザンカです。
多分挿し木2年でしょうね。
上の木を昨年挿し木しました。
一昨年実家の庭木の姫シャラの種から自然実生したものを採取してきました。
今の家を建てる前まで1坪ほどの狭いベランダだったので、モミジは古い木が多いんですが、ほとんど若い木ばかりです。
でもこんな木が面白いんですよ。
夢が持てますからね。
ピラカンサ | trackback(0) | comment(0) |
昨日に引き続き風がなく暖かかったので今日も植替え。
静岡市は温暖な所なので冬場でもムロなどで保護をしたことはありません。
しかし屋外ですからどうしても風や日光で水が乾くので毎日水遣りは欠かせません。
雑木は葉が落ちて用土の表面が見えるようになり、水はけが悪い鉢はひと目で分かります。
水を掛けてからすーと水が抜けていく鉢は中の状態も良好。
いつまでも表面に水が溜まっている鉢は根の活動が悪いか若しくは根が飽和状態だと判断します。
私はこのような鉢は早めに植替えするようにしています。
こんな状態はいけません。水はけが悪いのでコケが生えて表土の色も黒くなっていますね。
鉢から抜くと根が回ってカチカチになっています。
山モミジは古くなるとほとんどが網の目のような小根になり太根が走らなくなります。
新しい用土に替え、水はけが良くなってこのモミジも気持ちが良さそうです。
・・ってのは人間の勝手な考えかな?(笑)
20数年前、取り木で作ったモミジですが、未だにできない木のひとつです。
山モミジ | trackback(0) | comment(0) |
今日は午後になって暖かくなってきたので、今年10月入手した深山カイドウの植替えをしました。
手始めに長く伸びた幹をのこぎりで切り詰めます。
鉢の中には長年伸びた根がびっしりと張っていました。
根の整理はまず大きく切取りますが、私の場合のこぎり鎌を使用します。
太い根が地表に横切っていたり絡んでいました。
少々荒療治ですが、これらの太い根は将来のため元から切り落とします。
小根も沢山出ているので問題はありません。
正面
用土も団粒化がくずれ粘土状になっていたため古土は丁寧に洗い流します。
この位切り詰めれば、将来化粧鉢にも入ることでしょう。
裏面
素焼鉢に植替え、これからは力をつけるための培養に努めなければなりません。
水をたっぷりと遣ります。
植替えが終わった深山カイドウ。
いずれ中間から切り詰めることになるでしょうね。
ちょっと楽しみな木なんです。
ミヤマカイドウ | trackback(0) | comment(0) |
前ぺージと同じ日の作業です。
双幹の山モミジですが・・
でも双幹で作ろうとは思っていないんです。
どちらかの幹を落として単幹にしようと思って何年もずっとそのままなんです。
我がベランダはこんな木が多いんですがね。
そろそろどちらかを選択したいと思い、右の幹を切落とすことにしました。
いつも言っていることですが、大事なことは肉を巻く厚さを考慮し少し深めに削ることです。
こんな感じになりました。
来年から枝づくりの始まりですね。
山モミジ | trackback(0) | comment(0) |
盆栽の樹冠部、特に小物盆栽は難しいですね。
よく芯と言います。
自然木の若木の樹芯ははっきりと分かります。
周りの木に負けまいと光を求め上へ上へ伸びようとするからです。
しかし、成熟した古木の頂部は分岐しどれが樹芯なのか分からなくなり空間に広がる。
自分のテリトリーを確保できたからです。
見た目にも重量感がでて落ち着いた安定感がでますね。
(ただし北欧の針葉樹は頂部が尖っているようですが・・)
この自然の分岐が小物は実に難しい。
枝を沢山付けると部分的に太ってしまいます。
この山モミジも矢印部分が太ってアンバランスです。
すぐ下の枝までえぐり取りました。
山モミジ | trackback(0) | comment(0) |
昨年の2月に枝を接ぎ木した山モミジと唐カエデの紹介です。
http://hanatumibito.blog73.fc2.com/blog-entry-93.html
接いだ枝はずっと伸ばしてきましたが、来年もそのままにして、あとひとまわり太くしたいですね。
このカエデは接いだ場所を間違えた感もありますが・・・
まあ、また考えましょう
太い木は時間が掛かりますね。
山モミジ | trackback(0) | comment(0) |
一昨日偶然見たNHKのBS2に盆栽家、山田香織さんが出演していた。
番組の中で父がよく言っていた言葉は「焦らず、急げ」だと語っていました。
江戸時代からつづく盆栽店のなるほどと思う名言ですね。
あたかも相反する言葉のようですが「待つ時には気長に、しかしチャンスを逃すな」でしょうかね。
これがなかなかできない。
我が家のベランダにもチャンスを逃した盆栽が沢山あります(笑)
このモミジは上部を取り木しておいて切り戻して作り直しでしょうね。
山モミジ | trackback(0) | comment(0) |
以前取り木をしておいたイワシデを今年の2月に切り込み、基本の樹形を作りました。
イワシデはモミジほど活発に肉巻きをしないので、大きい傷口を塞ぎきるには後2年は掛かると思います。
それまでは素焼き鉢で培養したいと思います。
右の下からでた枝も直線でいらないと思われるかもしれませんが、立ち上がりを作るため、まだ切り落とすことはしません。また将来、双幹にするかもしれません。
細いうちに針金を掛けて樹形を決めてしまう方がいるけれど、それではコケ順ができません。
そして木は太り変化します。
立ち上がりが細く上方は枝が増え太ってしまい手に負えなくなります。
下部の枝は要らないと思っても、所謂捨て枝にしておきます。
下枝は見苦しくても、切り取ることを控えましょう。
早く作ろう、早く飾りたい。
気持ちは解りますが、我慢が大事です。
特に若い方はつい焦って針金でクネクネ曲げて将来の樹形を決めているようです。(ネットで拝見)
人間の子供も将来を幼稚園の頃に決めちゃうなんて無茶ですよね。
コケを作りながらじっくりと・・。
時間はたっぷりありますよ。
羨ましい(笑)
昨日の写真
首がスックと棒立ちで切りたいところですが、傷が巻ききっていないのでまだ我慢です
今年2月の切り込む前
切り戻し直後
イワシデ | trackback(0) | comment(0) |
今日は種を蒔きました。
ツルウメモドキとマユミの実がなかなか付いてくれない。
受粉の問題だと思うんです。
ウメモドキは雄木を持っているので毎年びっしりと実が生る。
山へ行って雄木を探してきて挿し木すればいいんですがね。
そう簡単には見つけることはできません。
実生すると7~8割が雄木とのこと。
ツルウメモドキ、マユミ、サンザシ、他に山柿とイチョウを
でも、やはり農耕民族なのかな・・・。
黒松 樹高17cm
種蒔き | trackback(0) | comment(0) |
昨日は肌寒い雨の中、マツホソオオアブラムシの駆除をしました。
バケツのドブ漬けの消毒は雨が降っても、すぐ軒下に取り込めば問題ないですしね。
そのまま30分ほど置けば満遍なく薬も効くしこの上なく効果があることを発見しました。
怪我の功名ですね。
大物盆栽では中々できない小物の特権でしょうか。
朝確認したら下にパラパラとアブラムシが落ちていました。
まったくこやつらには苦労させられました。
これで安心して冬を迎えられるでしょうか。
葉が元気のない黒松。樹高17cm
実生して30年、やっと表皮が荒れてきました。
きれいに紅葉せず汚くなったモミジの葉を落とし冬の準備です。
病害虫 | trackback(0) | comment(0) |
静岡市の駿府公園(駿府城跡)に徳川家康公お手植えの温州ミカンが残っている。
駿府城東御門
気候が適しているんでしょうか、樹勢も良く、たわわに実を付けていました。
昨年徳川家康入城400年祭が静岡市で開催されましたので、樹齢は約400年になるでしょう。
葉が茂り覗き込まないとよく分かりませんが、古木の根張りは迫力がありました。
静岡市の家康公ゆかりのお寺にこのお手植えミカンの接ぎ木がある。
住職にお願いしてこのミカンの実をいただき、3年前に数粒の種を蒔きました。
以前、ブログで紹介したことがあるんですが、キンズですと間違えて紹介しています。
色々種を蒔くので・・・(^_^;
葉を見ると間違いありません。1本だけ芽がでたんですね。
小物盆栽では実を生らす事は出来ないんでしょうが、家康公、お手植えのミカンジュニア。
こんな小物盆栽も面白いかもです。
(注)駿府公園のお手植えミカンは11月中旬に撮影したものです。
温州ミカン | trackback(0) | comment(0) |
ついに分かりました。
ずっとハダニだと思っていたんですが・・・。
アブラムシでした。
「マツホソオオアブラムシ」、別名「マツノホソアブラムシ」
写真を拡大して、よく見たら間違いありません。
く~~! おまけに上から2匹目なんて妊娠中の様でお腹がふくらんじゃって・・。
ハダニの薬剤が効かなかったのも当たり前ですよね。
オルトランで退治できそうなので今度の休みには退治できそうです。♪
http://mushinavi.com/navi-insect/data-abura_oo_matuhoso.htm
羽根が付いた有翅型が飛来してくるところなんか正にアブラムシですね。
唐カエデ 取り木 樹高12cm
病害虫 | trackback(0) | comment(0) |
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